溝中(読み)こうちゅう

精選版 日本国語大辞典 「溝中」の意味・読み・例文・類語

こう‐ちゅう【溝中】

〘名〙 みぞのなか
東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉初「財を擲て瓦礫と為し、終に其身を亡ぼす者は、馬上に仮寐して溝中に堕落するが如く也」 〔孟子‐万章・上〕

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普及版 字通 「溝中」の読み・字形・画数・意味

【溝中】こうちゆう

みぞ。遺屍をすてた。宋・文天祥〔正気の歌〕詩 一霧露(むろ)(天恩)を(かうむ)り 中の瘠(せき)(行き倒れ)と作(な)るをとす 此(かく)の如きこと再 百(ひやくれい)(あらゆる悪気)自ら辟易(へきえき)す

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