溝中(読み)こうちゅう

精選版 日本国語大辞典 「溝中」の意味・読み・例文・類語

こう‐ちゅう【溝中】

  1. 〘 名詞 〙 みぞのなか
    1. [初出の実例]「財を擲て瓦礫と為し、終に其身を亡ぼす者は、馬上に仮寐して溝中に堕落するが如く也」(出典:東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉初)
    2. [その他の文献]〔孟子‐万章・上〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「溝中」の読み・字形・画数・意味

【溝中】こうちゆう

みぞ。遺屍をすてた。宋・文天祥〔正気の歌〕詩 一霧露(むろ)(天恩)を(かうむ)り 中の瘠(せき)(行き倒れ)と作(な)るをとす 此(かく)の如きこと再 百(ひやくれい)(あらゆる悪気)自ら辟易(へきえき)す

字通「溝」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android