滄浪の水清まば、以て吾が纓を濯うべし(読み)そうろうのみずすまば、もってわがえいをあらうべし

故事成語を知る辞典 の解説

滄浪の水清まば、以て吾が纓を濯うべし

自分の主張に固執せず、時勢に合わせた生き方をすることを表すことば。

[由来] 紀元前三世紀、戦国時代の中国の詩人、屈くつ原げんの作とされる「漁ぎょ父ほの辞」の一節から。自分の信念を貫こうとして、時の政府から追い出されてしまった主人公に向かって、ある老人が「滄浪の水清まば、以て我が纓を濯うべし、滄浪の水濁らば、以て我が足を濯うべし(滄浪という川の水が澄んでいるときには、冠のひもを洗えばよい。濁っているときには、足を洗えばいいのだ)」と述べています。その心は、世の中がよく治まっている時には、政府に仕えてきちんと仕事をするべきだが、世の中が乱れているときには、世を避けて自分の身だけを清く保って生きていけばよい、ということ。なお、「纓」とは、当時の成人男性が政府に仕える際に、正装として身に付けていた冠のひものことです。

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