普及版 字通 「滝(漢字)」の読み・字形・画数・意味
滝
常用漢字 13画
(旧字)
19画
[字訓] はやせ・たき・ひたす
[説文解字]
[甲骨文]
[字形] 形声
旧字はに作り、(竜)(りよう)声。〔説文〕十一上に「雨(ろうろう)たるなり」(小徐本)と雨の降るさまとする。〔広義校訂〕に急流の水を本義とし、わが国の〔万葉集〕ではその義に用いている。「雨零(ふ)ればつ山川」(一〇・二三〇八)のように用い、いわゆる滝は、古くは「垂水(たるみ)」といった。〔和名抄〕に「に云ふ、南人、湍(はやせ)に名づけてと曰ふ。和名、多(たき)」と両義をあげている。「滝滝」はもともと水声を形容する語である。
[訓義]
1. あめのおと。
2. はやせ。
3. ひたす、うるおす。
4. わが国で、たきをいう。
[古辞書の訓]
〔和名抄〕 に云ふ、南人、湍(はやせ)に名づけてと曰ふ。和名、多(たき)。名に云ふ、飛泉、一に飛湍と名づく、瀑布なり 〔名義抄〕 雨の聲なり。タキ。
[熟語]
滝▶・滝船▶・滝▶・滝▶・滝濤▶・滝滝▶
[下接語]
急滝・驚滝・垂滝・壮滝・湍滝・怒滝・濤滝・奔滝
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報