滝口 新太郎(読み)タキグチ シンタロウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「滝口 新太郎」の解説

滝口 新太郎
タキグチ シンタロウ


職業
俳優

生年月日
大正2年 2月13日

出身地
東京市 芝区(東京都 港区)

学歴
桜田小卒

経歴
大正14年新派の子役としてデビュー。翌年「狂った一頁」で映画にも初出演、松竹蒲田に所属し、松竹トーキー第2作の「若き日の感激」で人気を得る。昭和7年日活太秦時代劇部へ転じ、「長脇差風景」などに出演し、また現代劇「未来花」「愛刀小松五郎」などでも活躍した。17年には大映に移り、「婦系図」「成吉思汗」「海ゆかば」などで好演終戦ソ連軍の捕虜となり、釈放後もソ連に残留しモスクワ放送の日本語課に勤務。樺太の日ソ国境を越えてソ連へ亡命した岡田嘉子と結婚した。

没年月日
昭和46年 10月24日 (1971年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「滝口 新太郎」の解説

滝口 新太郎
タキグチ シンタロウ

大正・昭和期の俳優



生年
大正2(1913)年2月13日

没年
昭和46(1971)年10月24日

出身地
東京市芝区

学歴〔年〕
桜田小学校卒

経歴
大正14年新派の子役としてデビュー。翌年「狂った一頁」で映画にも初出演、松竹蒲田に所属し、松竹トーキー第2作の「若き日の感激」で人気を得る。昭和7年日活太秦時代劇部へ転じ、「長脇差風景」などに出演し、また現代劇「未来花」「愛刀小松五郎」などでも活躍した。17年には大映に移り、「婦系図」「成吉思汗」「海ゆかば」などで好演。終戦でソ連軍の捕虜となり、釈放後もソ連に残留しモスクワ放送の日本語課に勤務。樺太の日ソ国境を越えてソ連へ亡命した岡田嘉子と結婚した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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