成吉思汗(読み)チンギスハン

デジタル大辞泉 「成吉思汗」の意味・読み・例文・類語

チンギス‐ハン(Chingis Khan)

[1162?~1227]モンゴル帝国の創始者。在位1206~1227。廟号びょうごう太祖幼名テムジン(鉄木真)。1206年、全モンゴル部族を統一してチンギスハン称号を得た。西夏などを討ち、さらに西アジアのホラズムを攻略して支配下に収め、南ロシアを含む大国家としたが、遠征中、陣中病死。チングス=ハン。ジンギス=カン
[補説]「成吉思汗」とも書く。

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精選版 日本国語大辞典 「成吉思汗」の意味・読み・例文・類語

ジンギス‐カン【成吉思汗】

[1] 蒙古(モンゴル)帝国の太祖(在位一二〇六‐二七)。幼名は鉄木真(テムジン)。モンゴル部族を統一、タタール族、ケレイト部族、ナイマン部族を滅ぼして全蒙古の覇者となり、一二〇六年ジンギスカンの称号をうけて蒙古帝国の可汗となった。帝国の新機構が整うと外征に転じ、タングート、金、ホラズム(フワーリズム)国を破ったが、二七年遠征途上で病没。チンギス汗。チンギスハン。(一一六二頃‐一二二七
手袋のかたっぽ(1943)〈永井龍男〉初「雪の中で烤羊肉(ジンギスカン)を御馳走しよう」

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