滝川海牛(読み)タキカワカイギュウ

最新 地学事典 「滝川海牛」の解説

タキカワカイギュウ
滝川海牛

Takikawa sea cow

ジュゴン科ヒドロダマリス亜科Hydrodamalis属のカイギュウ。1980年北海道滝川市の深川層群幌加尾白利加層(前期鮮新世)からほぼ全身の骨格が発見。2000年現在,北海道の空知・十勝,ロシアのサハリン州の同層準から同種とされる化石が産出している。体長約7mの大きな体躯と機能歯の消失は,ともに寒冷化に適応した形質である。1768年に絶滅したステラーカイギュウと多くの形質を共有するが,高い頭蓋冠や厚い後頭骨など独自の形質をもつことから新種(H. spissa)として記載された(H. Furusawa,1988)。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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