ステラーカイギュウ(読み)すてらーかいぎゅう(その他表記)Steller's sea cow

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ステラーカイギュウ」の意味・わかりやすい解説

ステラーカイギュウ
すてらーかいぎゅう
Steller's sea cow
[学] Hydrodamalis gigas

哺乳(ほにゅう)綱海牛ジュゴン科の海産動物。形はジュゴンに似るが、大形で体長9~11メートルに達する。吻(ふん)端以外は無毛で、体は灰褐色ベーリング海西部の浅海海草を食べて群生していた。1741年にベーリング探検隊によりコマンドルスキー諸島発見されて以後食用に乱獲され、1768年までに絶滅したとみなされている。しかし、その後も1962年まで散発的には発見の報告があった。

[大隅清治]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

小学館の図鑑NEO[新版]動物 「ステラーカイギュウ」の解説

ステラーカイギュウ
学名:Hydrodamalis gigas

種名 / ステラーカイギュウ
科名 / ジュゴン科
解説 / 乱かくにより1700年代なかばに絶滅しました。カイギュウ目最大の種で、北の冷たい海にすんでいました。
体長 / 8~9m
体重 / 5.9t、最大10t
食物 / 海藻、特にコンブ
分布 / ベーリング海とコマンドル諸島
絶滅危惧種 / 絶滅

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