滹沱(読み)こだ

精選版 日本国語大辞典 「滹沱」の意味・読み・例文・類語

こだ【滹沱・沱・呼沱】

  1. [ 1 ] 中国の川の名。山西省を源とし東流する。後漢の光武帝一行が逃げる時、流れが速くて渡れないのを、部下王覇が一行を勇気づけるために、氷結していると偽って報告したが、一行が到着すると、実際に凍っており、渡ることができたという。〔李頎‐欲之新郷答崔顥綦母潜詩〕
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙 ( 「後漢書‐馮異伝」の「詔曰、倉卒蕪蔞亭豆粥、滹沱河麦飯、厚意久不報」の故事から ) 麦飯の異称。滹沱飯。
    1. [初出の実例]「滹沱を喫し、盃を傾けて打話す」(出典:蔭凉軒日録‐長享三年(1489)五月二〇日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む