王覇(読み)オウハ

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精選版 日本国語大辞典 「王覇」の意味・読み・例文・類語

おう‐はワウ‥【王覇】

  1. 〘 名詞 〙 仁徳をもって政治を行なう王道と、武力をもって国を治める覇道。また、その人。王者と覇者。
    1. [初出の実例]「魚の腹をひらきて見れば、書有り。『西伯とらはれ羑里(ゆうり)。てうてうしははしかしよに。みなわうはたる。敵に死をゆるす事なかれ』」(出典曾我物語(南北朝頃)五)
    2. 「王覇(ワウハ)もなく臣隷もなき混沌たる太古の響である」(出典:閑耳目(1908)〈渋川玄耳〉王覇も臣隷もなき響)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「王覇」の読み・字形・画数・意味

【王覇】おう(わう)は

徳を以て治める王道と、力で支配する覇道。〔孟子、公孫丑上〕力を以て仁に假るなり。は必ず大國(たも)つ。を以て仁を行ふは王なり。王は大なるを待たず。

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