漏れ磁束(読み)もれじそく(その他表記)leakage flux

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「漏れ磁束」の意味・わかりやすい解説

漏れ磁束
もれじそく
leakage flux

磁気回路の外に出た磁束透磁率の大きい材料で磁気回路をつくると,磁束はあまり漏れないが,回路に空隙があると磁束は漏れやすく,漏れた磁束を漏れ磁束という。ソレノイドが無限に長いときは磁束の漏れは起らないので,外部の磁束はゼロであるが,有限のときには外部に磁束が漏れる。変圧器の場合,一次コイル電流によってつくられた磁束のうち二次コイルと鎖交しないものが漏れ磁束となり,負荷側からみた電源の内部インピーダンスを増加させる。透磁率の高い鉄芯などを入れて磁束の漏れを防ぐ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

目次 飼養文化  北アメリカ  北方ユーラシア偶蹄目シカ科の哺乳類。北アメリカでは野生種はカリブーcaribouと呼ばれる。角が雄だけでなく雌にもふつうある。体長130~220cm,尾長7~20cm,...

トナカイの用語解説を読む