デジタル大辞泉 「漏刻博士」の意味・読み・例文・類語 ろうこく‐はかせ【漏刻博士】 律令制で、陰陽寮おんようりょうに属した職員の一。時守ときもり(守辰丁)を指揮して漏刻の目盛りを見、時刻を知らせることをつかさどった。ときづかさ。ときもりのはかせ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「漏刻博士」の意味・わかりやすい解説 漏刻博士ろうこくはかせ 「ときもりのはかせ」「ときもりづかさ」ともいう。律令制で時刻を知らせる官吏。中務省の陰陽寮所属の従七位下相当官。正官,権官各1名がおかれた。守辰丁 (しゅしんてい,ときもり) 20人を率い,漏刻を調べて鐘や太鼓で時刻を報じた。平安時代中期以降すたれた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報