デジタル大辞泉
「漢呉音図」の意味・読み・例文・類語
かんごおんず〔カンゴオンヅ〕【漢呉音図】
江戸後期の韻鏡の研究書。3巻。太田全斎著。文化12年(1815)刊。漢呉音図・漢呉音徴・漢呉音図説からなる。
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かんごおんずカンゴオンヅ【漢呉音図】
- 音韻書。太田全斎著。文化一二年(一八一五)刊。三巻。漢呉音図・漢呉音徴・漢呉音図説の三部より成る。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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漢呉音図
かんごおんず
太田全斎著。3巻。文化 12 (1815) 年刊。図表である『漢呉音図』と,それの説明である『漢呉音徴』『漢呉音図説』の3部から成る。『韻鏡』 43転図の各文字の漢音と呉音の考証をしたもので,開合の別,三内鼻音 (特に唇内と舌内) の別などに関する従来の誤りを訂正するなど,江戸時代における最もすぐれた字音研究書の一つである。一貫した原理に基づき全体を統一的に説明しようとする態度がみられるが,あまりに図式的に割切りすぎて実際と離れてしまった点もある。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の漢呉音図の言及
【国語学】より
…[字音仮名遣い]の歴史主義は,この伝統を学問的に合理化しようとしたものである。かくて,宣長をうけて太田全斎が《漢呉音図》を著したのは,このような伝統を理論的におし進めたものである。全斎にもとづいて,白井寛蔭は,《音韻仮字用例》を著した。…
※「漢呉音図」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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