漢国町(読み)かんごうちよう

日本歴史地名大系 「漢国町」の解説

漢国町
かんごうちよう

[現在地名]奈良市漢国かんごく

高天たかま町の西南部にあり、「奈良曝」に「町役十軒半、漢国明神の宮有」とある。「奈良坊目拙解」に家数一三、竈数一五、神主家一とあり、往昔は民家がなく漢国大明神の社地で、古老によれば慶長中頃から寛永年間(一六二四―四四)人家が建ったという。

浄土宗の降魔山念仏ねんぶつ寺は元和元年(一六一五)伏見城代松平隠岐守の建立開基は袋中、本尊阿弥陀如来

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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