漢子(読み)かんし

精選版 日本国語大辞典 「漢子」の意味・読み・例文・類語

かん‐し【漢子】

〘名〙 (もと胡人が漢人を呼んだ語) 男子の称。男をいやしめていうときにも用いる。
江戸繁昌記(1832‐36)五「廬内驟かに一蒼頭を走出て、一漢子趁(お)ひ上り」 〔斉書‐魏蘭根伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「漢子」の読み・字形・画数・意味

【漢子】かんし

男。〔北斉書、魏伝〕州の長さるるも、固辭して就かず。~顯大いに怒り、~云く、何物子ぞ、我(われ)官を與ふるに、肯て就かざると。~貌坦然たり。

字通「漢」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android