漢字Talk7.1(読み)かんじとーくななてんいち

ASCII.jpデジタル用語辞典 「漢字Talk7.1」の解説

漢字Talk 7.1

1992年秋に発表されたSystem 7.1の日本語バージョン。アメリカで大きな反響を呼んだメジャーアップグレードであるSystem 7の日本語化が遅れに遅れ、日本のユーザはSystem 7.1のタイミングまで待たされることとなった。その分、漢字Talk 6から大きく改善され、パソコン用OSとしては、当時最も進んだ機能を提供していた。32ビットアドレッシングによる広大なメモリー空間仮想メモリー、WorldScript技術による多言語環境、TrueTypeフォントの搭載、AppleShareによるピアツーピア型ネットワークなどが標準サポートされた。また、TSMにより、かな漢字変換の標準的なAPIがサポートされ、それに伴い、FEP(フロント・エンド・プロセッサー)からIM(インプット・メソッド)と呼び方も変わった。漢字Talk 6までの2.1変換に代わる新しいインプットメソッドとして「ことえり」が付属した。またMulti Finderが標準になり、疑似的なマルチタスク環境を提供している。漢字Talk 7.5やMac OS 7.6は、漢字Talk 7.1がベースになっている。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android