普及版 字通 「漾」の読み・字形・画数・意味
漾
14画
(異体字)瀁
18画
[字訓] ただよう
[説文解字]
[金文]
[字形] 形声
声符は(よう)。は〔説文〕十一下に「水長きなり」とあり、〔詩、周南、漢広〕「江の(なが)き」の句を引く。今本は永に作る。永は水脈、その水脈の長いさまをいい、漾はその声義を承ける。〔説文〕十一上に西(ろうせい)の水名とするが、もと漾(とうよう)を本義とする字。字はまた瀁に作る。
[訓義]
1. ただよう、ただよい流れる。
2. うかぶ、ゆらぐ。
3. 水の広大なさま。
4. 字はまた瀁に作る。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕漾 タダヨフ・ナガシ・フカシ・ウカブ・ネガフ 〔字鏡集〕漾 タダヨフ・トラカス・キロロク・ミナククリ・アソブ・ウカブ・ユク・ククル・ヲヨグ・ヨソカニ・フカシ・ナガシ
[熟語]
漾影▶・漾開▶・漾▶・漾舟▶・漾馳▶・漾泊▶・漾碧▶・漾▶・漾漾▶
[下接語]
影漾・演漾・軽漾・浩漾・水漾・漾・波漾・泛漾・漾・揺漾
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報