潜戸(読み)くぐりど

精選版 日本国語大辞典 「潜戸」の意味・読み・例文・類語

くぐり‐ど【潜戸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 門のわきなどに作ってある、くぐって出入りする低く小さな戸口。くぐり。きりど。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「草履(ざうり)取出しくぐり戸(ド)出るより」(出典浮世草子・好色一代男(1682)一)
  3. 茶室の潜り口の戸。上框(あがりがまち)のない板の引き戸掛金で止める。また、開き戸もある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の潜戸の言及

【洞窟】より

…洞窟はその神秘性と古代の生活の記憶のゆえに,豊かなイメージの源泉となっている。 《出雲国風土記》に載る〈黄泉(よみ)の穴〉は,現在の猪目(いのめ)洞窟だともいい,人骨も出土しているが,同じ出雲の加賀洞窟(潜戸(くけど))は佐太大神の誕生の地とされ,また近くに賽(さい)の河原もある。洞窟は生と死のイメージが交錯する両義的な場所である。…

※「潜戸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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