潤びる(読み)ホトビル

精選版 日本国語大辞典 「潤びる」の意味・読み・例文・類語

ほと・びる【潤】

  1. 〘 自動詞 バ上一 〙
    [ 文語形 ]ほと・ぶ 〘 自動詞 バ上二段活用 〙
  2. 水分を含んでふくれる。水でやわらかくなる。ふやける。
    1. [初出の実例]「皆人、乾飯のうへに涙おとしてほとびにけり」(出典:伊勢物語(10C前)九)
  3. 大きな顔をする。のさばる。増長する。
    1. [初出の実例]「何国(いづく)の浦の牛の骨馬の骨やら知れぬ身の、ほとび過たる推参」(出典浄瑠璃・都の富士(1695頃)一)
  4. 色香におぼれる。情交深みにはまる。
    1. [初出の実例]「君をこひ茶のたてばもしらで思ひそめつけのちゃわんの、かたじうけないとほとび」(出典:評判記・役者評判蚰蜒(1674)序)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む