ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「潮受け堤防」の意味・わかりやすい解説 潮受け堤防しおうけていぼうsea dyke 干拓地などを海水から守るために設けられる堤防。水際線に築く水際線方式,河口や新しい埋立て地,干拓地などで周囲をぐるりと囲む輪中方式,水際線方式が困難な場合に海中に築く外郭堤防方式などがある。水際線方式,外郭堤防方式では河川,入江などに水門,閘門を設ける必要がある。また輪中方式では湛水するおそれがあるので排水施設が必要。1つの堤防で直接外力を阻止しようとするものと,一応外力を弱め,2段,3段構えで防止しようとするものとがある。輪中方式ではほとんど後者が採用されている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by