澡浴(読み)ソウヨク

デジタル大辞泉 「澡浴」の意味・読み・例文・類語

そう‐よく〔サウ‐〕【×澡浴】

からだを洗い清めること。
「―旬日、楼に坐し山に対して」〈東海散士佳人之奇遇

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精選版 日本国語大辞典 「澡浴」の意味・読み・例文・類語

そう‐よく サウ‥【澡浴】

〘名〙 からだなどのよごれを洗って、きれいにし、清めること。体の垢(あか)を洗い去ること。そうやく。〔十巻本和名抄(934頃)〕
正法眼蔵(1231‐53)洗面仏道を参ぜざる愚人いはく、澡浴はわづかにみのはだへをすすぐといへども、身内五臓六腑あり、かれらを一々に澡浴せざらんは、清浄なるべからず。しかあれば、あながちに身表を澡浴すべからず」 〔魏志倭人伝

そう‐やく サウ‥【澡浴】

〘名〙 「そうよく(澡浴)」の変化した語。
※虎寛本狂言・髭櫓(室町末‐近世初)「急で女共を呼び出し、髭のさうやくをも致させ、又衣装をもこしらへさせうと存る」

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普及版 字通 「澡浴」の読み・字形・画数・意味

【澡浴】そう(さう)よく

身をあらう。〔三国志、魏、東夷伝倭人〕其の死するや、棺るも槨無く、土を封じて冢を作る。~已にりて、擧家水中に詣(いた)りて澡浴すること、以て沐(れんもく)の如くす。

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