精選版 日本国語大辞典 「濁らかす」の意味・読み・例文・類語 にごら‐か・す【濁かす】 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 ( 「かす」は接尾語 )① =にごらす(濁)[初出の実例]「水の精に本来清濁はないぞ。只為レ外物、にこらかさるるぞ」(出典:四河入海(17C前)八)② 濁音に発音する。[初出の実例]「桜の木の皮をはぎて横笛などにまきてかば装束といひ〈略〉これをかばとにごりていへる如何。〈略〉かはといはば普通の皮にたがふ事なければ、はをにごらかしていへる也」(出典:名語記(1275)四)③ 地味にする。[初出の実例]「角帽子の縫物を略して、年寄しくにこらかして着(き)べし」(出典:申楽談儀(1430)能の色どり) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例