濃度差発電(読み)のうどさはつでん(その他表記)concentration difference power

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「濃度差発電」の意味・わかりやすい解説

濃度差発電
のうどさはつでん
concentration difference power

浸透圧,濃淡電位差,蒸気圧力差などによって,濃度の高い溶液が濃度の低い溶液に拡散しようとする力を利用して発電を行おうというもの。たとえば海水河川水との間の塩水濃度差は,河川水を上流に 240m押上げるほどのエネルギーを発生させる。半透膜毛細管利用昇圧発電も同じ原理で,毛細管の内部ポンプで圧力を加えて海水を注入し,周囲から河川水を浸透させると,その水量増加分をタービン回転に換えることができる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む