普及版 字通 「瀏」の読み・字形・画数・意味


18画

[字音] リュウ(リウ)
[字訓] きよい・ふかい・ながれる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は劉(りゆう)。〔説文〕十一上に「れのき皃なり」とし、〔詩、風、(しんい)〕「瀏として其れし」の句を引く。〔玉〕に「深きなり」と訓するが、清明のさまを形容する語で、(りよう)声の字と、声義の通ずるところがある。

[訓義]
1. きよい、きよらか、ほがらか。
2. ふかい。
3. ながれる。
4. (りゆう)と通じ、風、つむじ風

[古辞書の訓]
名義抄〕瀏 キヨシ・フカシ

[語系]
瀏・(流)・留liuは同声。みな水流に関する語。瀏亮liu-liangは双声の連語。ともに清朗の意がある。

[熟語]
瀏如・瀏覧瀏濫・瀏瀏慄瀏瀏・瀏亮・瀏

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android