ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「瀬戸内気候」の意味・わかりやすい解説 瀬戸内気候せとうちきこう 瀬戸内海沿岸地域に卓越する気候。瀬戸内式気候,瀬戸内海気候などともいわれる。北は中国山地,南は四国,紀伊山地に囲まれた地域で,夏冬ともに季節風が山地によりさえぎられるため比較的雨が少なく,温暖であるのが特色。また,夏は海陸風が卓越し(→海風,陸風),夕なぎのときは蒸し暑いことで有名である。年間の 1mm以上の降水日数は 120日未満で,太平洋岸よりいくぶん少なく,日本海側に比べるとはるかに少ない。年降水量は 1000~1400mmで,太平洋,日本海両側よりはるかに少ない。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by