瀬戸内式気候(読み)セトウチシキキコウ

百科事典マイペディアの解説

瀬戸内式気候【せとうちしききこう】

瀬戸内海地方にみられる乾燥内陸性気候。中国・四国の両脊梁(せきりょう)山地に囲まれ,晴天が多く,比較的雨が少ない。蒸発散も盛ん。

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世界大百科事典 第2版の解説

せとうちしききこう【瀬戸内式気候】

瀬戸内海沿岸地域にみられる特有の気候。海岸に面していながら,北は中国山地,南は四国山地に囲まれているために,一種のフェーン現象で,季節によっては日本で最も乾燥した気候となる。農耕上,最も水を必要とする夏季に,日本で最も雨が少ない地域となっており,干害も多い。古くから溜池利用が盛んであり,日照率が高いので,かつては塩田も多くみられた。夏は南東季節風に,冬は北西季節風の陰に位置し,穏やかなようであるが,広島も岡山も,夏は南四国より暑く,冬は鳥取や松江より低温になることが多い。

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大辞林 第三版の解説

せとうちしききこう【瀬戸内式気候】

瀬戸内海地方に特有な気候。山地や陸地に囲まれているため、夏・冬とも季節風の陰になり、年間を通じて日照時間が多く、降水量が少ない。沿岸では海陸風が卓越し、夏の夕なぎが顕著。春から夏にかけては霧が発生しやすい。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

瀬戸内式気候
せとうちしききこう

瀬戸内海沿岸地方を中心とする、日本の気候類型の一つ。太平洋岸式気候の一種である。四周を山地に囲まれ、春、梅雨季、台風季には雨も降るが日本の寡雨地帯であり、日射も多いことから、蒸発散も多く夏には干害も頻発する相対的な乾燥内陸盆地型の気候である。[吉村 稔]

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精選版 日本国語大辞典の解説

せとうちしき‐きこう【瀬戸内式気候】

〘名〙 瀬戸内海地方に独特の気候。一年を通じ、温暖で乾燥していて、晴天の日が多く雨量が少ない。夏は特に海陸風が発達するが、その交替期の凪(なぎ)のときは暑さが非常にきびしく、また、水不足に悩まされることが多い。

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