火焼所(読み)ひたきどころ

精選版 日本国語大辞典 「火焼所」の意味・読み・例文・類語

ひたき‐どころ【火焼所】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ひたきや(火焼屋)
    1. [初出の実例]「予上洛、則参殿中処、於火焼所前関白殿被対面」(出典経覚私要鈔‐抄記・文安五年(1448)九月二五日)
  3. 火を燃やす所。囲炉裏暖炉かまなどをいう。
    1. [初出の実例]「定寛は正願院之火たき所に候者也」(出典:大乗院寺社雑事記‐文明二年(1470)九月一二日)
    2. 「火炉眉(チムネーピース)(〈注〉ヒタキドコロ)の上を見れば」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android