火焼き屋(読み)ヒタキヤ

精選版 日本国語大辞典 「火焼き屋」の意味・読み・例文・類語

ひたき‐や【火焼屋・火焚屋・火炬屋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 宮中などで庭火・かがり火をたいて夜を守る衛士(えじ)の詰めている小屋。火焼所。〔十巻本和名抄(934頃)〕
    1. [初出の実例]「火たきやの火たく衛士にさしたてまつりたりけるに」(出典:更級日記(1059頃))
  3. 宮中・野宮(ののみや)などで、斎火(いむび)をきり出し、神饌(しんせん)を調理する建物。
    1. [初出の実例]「今も火焚き屋の幽かなる、光はわが思ひ」(出典:謡曲・野宮(1470頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む