火釜村
ひがまむら
[現在地名]辰口町火釜
山田村・三ッ屋村の東、手取川下流南岸に位置する。村域は南北に細長く、南半は丘陵地。古来集落は通称古屋敷とアゲ屋敷の二ヵ所に分散、明和年間(一七六四―七二)にはそれぞれ三五、六戸と八戸であったが、同五年の手取川大洪水のとき古屋敷の人々がアゲ屋敷に避難、一つの集落になったという(能美郡誌)。正保郷帳では高五七三石余、田方三〇町八反余・畑方二町八反余、ほかに川場と注記される火釜新村がみえ、高五石余。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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