川場(読み)かわば

精選版 日本国語大辞典 「川場」の意味・読み・例文・類語

かわ‐ばかは‥【川場】

  1. 〘 名詞 〙 川のあたりの場所渡し場人夫の働いている場所など。
    1. [初出の実例]「宿駅人馬骨折候に付、為御手当東海道品川宿より守口宿迄、宿々并川場、其外江戸京都大坂伝馬所共御金被下候旨」(出典:日本財政経済史料‐九・交通駅伝・助政米金・文政四年(1821)一二月一四日)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「川場」の意味・わかりやすい解説

川場(村)
かわば

群馬県北部利根郡(とねぐん)にある村。武尊(ほたか)山の南斜面の村で、西部南部東部沼田(ぬまた)市に接している。利根川の支流薄根川(うすねがわ)の流域を占め、川筋米作を中心に、コンニャクイモリンゴの栽培や酪農が行われている。薄根川に沿って閑静な川場、武尊、塩河原の各温泉があり、中心集落は谷地(やち)。東部に紅葉が美しい赤倉渓谷、北部にスキー場がある。面積85.25平方キロメートル、人口3480(2020)。

[村木定雄]

『『川場村の歴史と文化』(1961・川場村)』


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改訂新版 世界大百科事典 「川場」の意味・わかりやすい解説

川場[村] (かわば)

群馬県北東部,利根郡の村。人口3898(2010)。沼田盆地の北東縁にあり,村域は武尊(ほたか)山南麓の山地を占め,耕地や集落は南西部に広がる。大部分林野で,コンニャクや野菜の栽培も行われる。近年は自然休養村事業をはじめ観光農業の振興が図られている。村南端の生品(なましな)を中心に,200年の伝統をもつ座敷ぼうきづくりも行われている。1960年代から70年代半ばまで人口減少が続いていたが,近年,減少傾向に歯止めがかかっている。武尊山麓には川場温泉(単純泉,25~42℃)などの温泉がある。
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世界大百科事典(旧版)内の川場の言及

【川場[村]】より

…1960年代から70年代半ばまで人口減少が続いていたが,近年,減少傾向に歯止めがかかっている。武尊山麓には川場温泉(単純泉,25~42℃)などの温泉がある。【千葉 立也】。…

※「川場」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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