火頭(読み)かとう

精選版 日本国語大辞典 「火頭」の意味・読み・例文・類語

か‐とうクヮ‥【火頭】

  1. 〘 名詞 〙 令制で、百姓を徴発して使役する際設けられた職名。一〇人ごとに火頭一人を設け、衛士炊事世話に当たらせる。
    1. [初出の実例]「凡丁匠。皆十人外給一人。充火頭。〈謂。火頭者。厮丁也。執炊爨之事。故曰火頭〉」(出典令義解(718)賦役)
    2. [その他の文献]〔宋史‐食貨志〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「火頭」の読み・字形・画数・意味

【火頭】かとう

炊事夫。

字通「火」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android