精選版 日本国語大辞典 「灰木科」の意味・読み・例文・類語 はいのき‐かはひのきクヮ【灰木科】 〘 名詞 〙 双子葉植物の科名。二属約五〇〇種があり、アフリカ大陸を除く熱帯および亜熱帯を中心に分布する。低木または高木で、葉は互生し托葉がなく、しばしば革質の葉を持つ。花は両性で放射相称。総苞片のある総状花序に咲く。萼(がく)は五裂し、花冠は五裂または十裂する。雄しべは五個、または二~三組が五個ずつ花冠に合着するか、花冠の基部に離生する。子房は二~五心皮から成り、下位または半下位で、各室に二~四個の胚珠ができる。果実は石果様で、堅い子房内皮の内に胚がある。日本にはサワフタギやハイノキなどが各地の山野に自生する。さわふたぎ科。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例