デジタル大辞泉 「為出だす」の意味・読み・例文・類語 し‐いだ・す【▽為▽出だす】 [動サ四]1 「しいず1」に同じ。「肴さかなと警策かうざくに―・されたり」〈宇津保・内侍督〉2 「しいず2」に同じ。「討手の大将と聞えしかども、させる―・したることもおはせず」〈平家・五〉3 「しいず3」に同じ。「両寺の大衆だいしゅ、額打論がくうちろんといふこと―・いて、互ひに狼藉らうぜきに及ぶ」〈平家・一〉4 世の中で初めてする。また、考え出す。考案する。「安部川紙子に縮緬ちりめんを―・し、…この所の名物となり」〈浮・永代蔵・三〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例