烏原村(読み)からすはらむら

日本歴史地名大系 「烏原村」の解説

烏原村
からすはらむら

[現在地名]兵庫区烏原町

石井いしい村の北西、石井川と支流烏原川の流域に位置する山間の村。烏原川の谷沿いの道は丹生山田たんじようやまだ(現北区)へ通じ、慶長国絵図にもみえる。同絵図によると村高九八石。元和三年(一六一七)の摂津一国御改帳では八六石が幕府領、一二石が旗本景直系舟越領。正保郷帳も同じ。舟越領は景直が豊臣秀吉の勘気に触れて一時期没収されるものの豊臣氏時代以来のものとみられる。しかし明和六年(一七六九)の上知策により幕府領となり、以後幕末まで全村幕府領(兵庫史学)。旧代官支配所八部郡書上帳写(村田家旧蔵文書)によると宝暦一〇年(一七六〇)の家数四五・人数二四七、牛・馬合計四五、水車運上二四一匁。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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