日本歴史地名大系 「烏山住居跡」の解説 烏山住居跡からすやまじゆうきよあと 茨城県:土浦市烏山村烏山住居跡[現在地名]土浦市烏山花室(はなむろ)川低地に突出した台地上の字北平(きただいら)に一ヵ所、その東の字宮鈴(みやすず)に二ヵ所、宮鈴と谷を隔てて東側の字秋山(あきやま)に一ヵ所あり、北平と宮鈴は昭和四七年(一九七二)に発掘調査が行われた。北平には古墳時代―平安時代に営まれた約九〇軒の竪穴住居跡がある。火災に遭った形跡があり、出土品は勾玉・管玉・土師器・須恵器・土錘・面円硯など。宮鈴には一〇七軒の竪穴住居跡、掘立遺構一軒以上、井戸一基、数個の円形土壙がある。住居は五―一一世紀に営まれ、六、七世紀に火災に遭った形跡がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by