無余(読み)むよ

精選版 日本国語大辞典 「無余」の意味・読み・例文・類語

む‐よ【無余】

〘名〙 仏語
① 残っていないこと。残っているものがなにもないこと。〔日葡辞書(1603‐04)〕
法華義疏(7C前)一「無有不法華而入無余

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普及版 字通 「無余」の読み・字形・画数・意味

【無余】むよ

一切脱落した清浄の境地。明・朱(しゆとう)(八大山人)〔失題〕詩 一衲、無餘、大千(あまね)し ゑては(くら)ひ、きては飮み、年を學ぶ

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