無功徳(読み)むくどく

精選版 日本国語大辞典 「無功徳」の意味・読み・例文・類語

む‐くどく【無功徳】

〘名〙 (善を行なっても功徳がないの意) 仏語。特に禅宗で、禅の行為は無心のもので、けっして果報をあてにしないということ。
太平記(14C後)二四「梁の武帝達磨に対して、無功徳(ムクトク)の話(わ)を聞き」 〔景徳伝燈録‐三〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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