無宗天城跡(読み)むそうてじようあと

日本歴史地名大系 「無宗天城跡」の解説

無宗天城跡
むそうてじようあと

[現在地名]菊間町佐方

佐方さがた集落東南約二キロにあり、標高三一五メートル。高仙山こうぜさん城よりやや高いが、城跡は規模が小さく、城塁なども不完全である。山頂は二段に削られ、天険を利用した山城である。「河野分限録」に「備後国因嶋青木城野間郡高仙城無宗天城和気郡葛籠城 村上備中守吉光 手勢八十五騎御旗下組廿二騎外様手先御船手百六十騎」とあり、元亀―天正(一五七〇―九二)の頃は村上吉光の持城であった。城代は御旗下組衆の一人波頭隼人正と伝え、河野家古城寄合衆付(綾延神社蔵)には無相天城主は村上右衛門佐と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む