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無心像思考(読み)むしんぞうしこう(英語表記)imageless thoughts

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

無心像思考
むしんぞうしこう
imageless thoughts

心像を伴わない思考のこと。 A.ビネにより取上げられ,O.キュルペ,N. K.アッハなどのウュルツブルク学派の思考研究において重要とされた概念の一つ。思考活動は一つの観念が他の観念を呼起す連合の過程であり,感性的な心像が伴うとされていたのに対して,彼らは感性的心像なしに思考が営まれることを指摘,思考過程における態度,意志的傾向の重要性を主張した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典内の無心像思考の言及

【意識性】より

…このように,心像や感覚の媒介なしに事物が一挙に意識される場合をドイツの心理学者アッハN.Achは〈意識性〉と呼んだ。〈無心像思考〉とか〈非直観的思考〉という名称も用いられ,この病理的な形態は〈実体的意識性〉として知られる。【宮本 忠雄】。…

【キュルペ】より

…1894年ビュルツブルク大学教授となり,高等精神機能とくに思考に関する実験的研究を行った。心像や感覚を伴わない思考(〈無心像思考〉)の存在を明らかにしたり,われわれの行動を一定方向に導く〈決定傾向〉などの要因を研究した。主著には《心理学概論》(1893),《哲学入門》(1895)のほか《美学原論》(1921)などがある。…

※「無心像思考」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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