無死(読み)ムシ

精選版 日本国語大辞典 「無死」の意味・読み・例文・類語

む‐し【無死】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏語。死ぬことがないこと。
    1. [初出の実例]「無無性なるべしや、無法界・無法性なるべしや、無死なるべしやと功夫せず」(出典:正法眼蔵(1231‐53)行仏威儀)
  3. 野球で、ひとりアウトにならないこと。アウト‐カウント一つもとられていないこと。ノーダウン。
    1. [初出の実例]「無死(ムシ)の場合に於ける走者は」(出典ベースボール(攻撃篇)(1927)〈飛田穂洲〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android