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無水酸 ムスイサン

デジタル大辞泉の解説

むすい‐さん【無水酸】

酸の化学式から水分子を除いた形で表せる化合物。水と反応して酸を作る酸化物

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

無水酸
むすいさん
acid anhydride

酸の化学式から1分子またはそれ以上の水を失った形で書くことのできる酸化物、さらにいえば水と作用して酸を形成する酸化物をいう。たとえば炭酸H2CO3に対する二酸化炭素CO2が無水炭酸、ケイ酸H4SiO4に対する二酸化ケイ素SiO2が無水ケイ酸、硫酸H2SO4に対する三酸化硫黄(いおう)SO3が無水硫酸、亜ヒ酸H3AsO3に対する三酸化二ヒ素As2O3が無水亜ヒ酸、クロム酸H2CrO4に対する三酸化クロムCrO3が無水クロム酸、のようにいうことがある。ただしこの用語は正式の用語ではないし、水を含まない100%の酸という場合と紛らわしいので使わないことが望ましい。有機酸の場合には一般に酸無水物といい、無水酸とはいわないが、これらはたとえば無水酢酸(CH3CO)2Oあるいは無水フタル酸C6H4(CO)2Oなどのようによぶ。[中原勝儼]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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