焦墨(読み)ショウボク

デジタル大辞泉 「焦墨」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ぼく〔セウ‐〕【焦墨】

膠気にかわけのない枯れた墨。これで書くと筆のかすれを生じる。また、その技法乾墨

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精選版 日本国語大辞典 「焦墨」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ぼくセウ‥【焦墨】

  1. 〘 名詞 〙 色の濃い、膠気(にかわけ)のない墨。絵画などの墨のかすれた所に使用する。また、その技法。乾墨(かんぼく)。〔現代術語辞典(1931)〕
    1. [初出の実例]「焦墨の調子、構図も悪くない」(出典:真贋の森(1958)〈松本清張〉七)
    2. [その他の文献]〔輟耕録‐巻八・写山水訣〕

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普及版 字通 「焦墨」の読み・字形・画数・意味

【焦墨】しようぼく

枯墨。

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