焦螟(読み)ショウメイ

デジタル大辞泉 「焦螟」の意味・読み・例文・類語

しょう‐めい〔セウ‐〕【焦×螟/××螟】

《「列子」湯問から》蚊のまつげに巣くうという、想像上の微小な虫。転じて、ごく小さなもの。

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精選版 日本国語大辞典 「焦螟」の意味・読み・例文・類語

しょう‐めいセウ‥【焦螟・蟭螟】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「列子‐湯問」の「江浦之間生麽虫、其名曰焦螟、群飛而集於蚊睫、弗相触也、栖宿去来、蚊弗覚也」による語 ) 蚊のまつげに巣をつくるという想像上の小虫。転じて、微小なもののたとえ。焦螟虫。《 季語・夏 》 〔三教指帰(797頃)〕
    1. [初出の実例]「げにも此の鳥蚊の睫に巣くうなる蟭螟(セウメイ)の如く少(ちい)さくて」(出典太平記(14C後)一二)

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普及版 字通 「焦螟」の読み・字形・画数・意味

【焦螟】しよう(せう)めい

蚊のまゆげに巣くうという小虫。〔列子、湯問〕江浦の蟲(ばちゆう)を生ず。其の名を焦螟と曰ふ。群飛して睫(ぶんせふ)に集るも、相ひ觸れず。

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