日本大百科全書(ニッポニカ) 「焼きりんご」の意味・わかりやすい解説
焼きりんご
やきりんご
baked apple
デザートの一種。リンゴは紅玉(こうぎょく)のように酸味のあるものを選び、へた付きを上として切り、これを蓋(ふた)にする。のちに蓋もいっしょに焼き、供するときに用いる。芯(しん)抜き器で底を抜かないように上から4分の3ぐらいのところまでくり抜き、種を取り去り穴をつくる。砂糖とバターを練り合わせ、レモン汁、シナモン、ナツメグ、または丁字(ちょうじ)やバニラなど好みの香料とともにリンゴのくり抜いたところへ詰める。深めの焼き皿(キャセロール、ベーキングディッシュなど)に並べて熱湯をリンゴの高さの5分の1ぐらい注ぐ。これを150~160℃の天火でゆっくり焼き上げる。
[小林文子]