日本大百科全書(ニッポニカ) 「キャセロール」の意味・わかりやすい解説 キャセロールきゃせろーるcasserole 洋風の蓋(ふた)付きの厚手鍋(なべ)。陶器、耐熱ガラス、ほうろう引きのものなどがある。これで調理した料理をさすこともある。鍋は、オーブンの中で煮物や焼き物調理をするためにつくられたもので、耐熱性に優れている。また、調理済みの料理をこれに移して保温したり、グラタンのようにさらにオーブンで表面を強く加熱したい場合にも使われる。蓋をすることにより、中の材料の水分が閉じ込められて蒸し焼き状態で調理ができるほか、風味を損なわないという利点がある。フランスではこのタイプの鍋をココットという。[河野友美・大滝 緑] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例