焼き塩(読み)やきしお

日本大百科全書(ニッポニカ) 「焼き塩」の意味・わかりやすい解説

焼き塩
やきしお

焙烙(ほうろく)やフライパンで煎(い)った食塩。精製度の低い食塩には塩化マグネシウムが含まれ、吸湿性苦味があるが、煎ることにより水分が除かれるとともに塩化マグネシウムは酸化マグネシウムに変化する。酸化マグネシウムは吸湿性がないため、食塩はさらさらした状態になる。また、苦味もなくなる。食塩の精製度が高いものや、固結防止のために炭酸マグネシウムを添加したものは焼き塩にする必要性はあまりない。市販品の焼き塩もある。赤飯にかけるごま塩に用いるほか食卓塩としてサラダにかけたり、てんぷらのつけ塩などに使う。

河野友美・山口米子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の焼き塩の言及

【塩化ナトリウム】より

…純粋な塩化ナトリウムは潮解性を示さない(わずかに吸湿する)が,未精製のものはマグネシウム塩やカルシウム塩を含むため潮解しやすい。いわゆる焼き塩は加熱によってマグネシウム塩をMgO等の形に変えたもので,潮解性はまったくない。水100gに対する溶解度は35.6g(0℃),35.8g(20℃),39.1g(100℃)で,温度による溶解度差がほとんどないため,熱飽和水溶液からの再結晶精製は行えない。…

※「焼き塩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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