焼出し印画紙(読み)やきだしいんがし(その他表記)printing-out paper

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「焼出し印画紙」の意味・わかりやすい解説

焼出し印画紙
やきだしいんがし
printing-out paper

一般に塩化銀を主剤とし,これに過剰の可溶性銀塩 (硝酸銀,有機酸銀) などの焼出し促進剤 (ハロゲン受容体) を加えた低感光度の印画紙をいう。食塩紙,鶏卵紙は塩化物をデンプン,卵白,ゼラチンのようなコロイド物質と混合して紙に塗布乾燥し,これを硝酸銀液上に浮べて銀づけを行なったものである。 POPやアリスト紙はゼラチンを用いて過剰の有機酸銀を含む塩化銀乳剤をつくり,これをバライタ紙に塗布乾燥させたもの。いずれも直射日光により焼付けし,直接画像が現れるのを特徴とする。現像を必要とせず定着だけでよいので簡単ではあるが,感度が低く,保存性が悪いので,現在では科学実験用以外には実用的価値を失っている。

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