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焼打 やきうち

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世界大百科事典 第2版の解説

やきうち【焼打】

戦法の一つで焼討とも書き,城砦・在家(民家)などに放火し,敵陣を攻略すること。市街戦などではこの焼打は常套手段とされた。火攻めの一つであるが,具体的方法として,矢に可燃物を付して発射し,敵陣の防御物を破却することも多かった。多く火矢が使われたが,日本での使用例は《日本書紀》(欽明条)にも見られ古い。《平家物語》にも〈樋口次郎兼光,新熊野(いまくまの)の方より時のこゑをぞあはせたる。鏑のなかに火を入て,法住寺殿の御所に射立てたりければ,おりふし風ははげしゝ,猛火天にもえあがって……〉とあり,火矢の使用例を知ることができる。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の焼打の言及

【放火】より

…戦時・平時に故意に居宅・財物を焼くこと。戦術としての放火は焼打とも呼ばれた。
[古代]
 山背大兄王(やましろのおおえのおう)と蘇我入鹿が軍事的衝突をしたとき,斑鳩宮(いかるがのみや)が焼かれ,蝦夷征討過程で村落が焼き払われ,平将門の乱のとき伴類らの居宅が焼掃されたごとく,軍事作戦の一環として放火が行われたが,政治的緊張がたかまった状況下で,不満をもつ者が放火にはしることが珍しくなかった。…

※「焼打」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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