出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…このようにして煩悩を滅尽し欲望を断ち切って,正覚を開いた聖者が阿羅漢(あらかん)(羅漢)というもので,再び輪廻(りんね)の苦に陥らないけれども,これを小乗の覚とするのが大乗仏教である。大乗では煩悩即菩提といい,煩悩に苦しんでいる現実の中に,生きた菩提があるというので,悪人正機(あくにんしようき)という主張も出てくる。煩悩深重(じんじゆう)の悪人ほど阿弥陀如来の救済に真っ先にあずかれるという,常識と矛盾したような教理は,煩悩即菩提と同じ大乗仏教の論理から出たものである。…
※「煩悩即菩提」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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