熊坂長庵(読み)くまさか ちょうあん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus「熊坂長庵」の解説

熊坂長庵 くまさか-ちょうあん

1844-1886 明治時代の日本画家。
弘化(こうか)元年生まれ。江戸で奥原晴湖にまなび,郷里神奈川県愛甲郡で小学校訓導をつとめる。明治15年藤田組贋札(がんさつ)事件犯人として逮捕され,無期徒刑となる。北海道で服役中の明治19年4月29日病死。43歳。事件の真相は不明。本名(ちょう)。(あざな)は明澄は湘川。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典内の熊坂長庵の言及

【藤田組贋札事件】より

…中野梧一は旧幕臣(前名斎藤辰吉)であるが,廃藩置県後大蔵大輔の井上に見いだされ初代山口県令となり,のち辞任して藤田組に投じた。疑惑は井上がドイツ滞在中同地で贋札を製造し藤田組に送ったというもので,結局確証がなく12月2人は釈放され,後日神奈川県の画家熊坂長庵が真犯人として逮捕された。この事件は政争がからみ,井上がもと経営していた先収会社と山口県地租引当米の不正も批判の対象になっていたが,うやむやのうちに終わった。…

※「熊坂長庵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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