精選版 日本国語大辞典 「熊葛科」の意味・読み・例文・類語
くまつづら‐か‥クヮ【熊葛科】
- 〘 名詞 〙 双子葉植物の科名。世界に七五属三〇〇〇余種が知られ、熱帯および亜熱帯を中心に分布する。草本、低木および高木。葉は対生、まれに輪生か互生し、托葉がない。花は両性、放射相称、集散または総状花序をなす。萼(がく)は五裂し、時に四~八裂。花冠は五裂、通常、細管状でしばしば二裂片は舌状。雄しべは四個で二長雄蕊、まれに五個か二個で互いに合着し等長、花冠の舌状裂片の反対側に位置する。子房上位で通常二個の心皮からなり二室。まれに、四または五個の心皮からできて多室になることもある。果実は石果か蒴果。ランタナ、ビジョザクラは鉢や花壇に、また、ムラサキシキブ、クサギは庭木として栽培される。〔生物学語彙(1884)〕